複数のちがう種類の乳酸菌をいちどに摂取してもいいの?

複数の乳酸菌

ビフィズス菌は、いままでヒトの腸内で見つかったものは10種類程度であり、そんなに多くの種類があるというわけではありません。しかし、それぞれの菌種には多くの菌株があり、その数はかなり多いです。

乳酸菌にいたっては、菌属だけで26種類ほど、菌種であれば400種類ほど見つかっているとされており、それらの下にさらに菌株がたくさんあります。

これだけたくさんの種類のビフィズス菌や乳酸菌があると、自分がふだん食べているヨーグルトに含まれる菌種や菌株がどれなのかということは、わからない状態になっていることもよくあると思います。

複数の乳酸菌を摂ってもケンカはしない

そこで、ふと「違い種類の乳酸菌を同時に摂ったら、ケンカしないの?」と思うことがあるかもしれません。

結論から言えば、複数の違う種類のビフィズス菌や乳酸菌を一度に摂取したとしても、それらがケンカすることはありません。そのため、腸内フローラが乱れてしまうかもしれないという心配は必要ありません。

いろいろな菌種や菌株は、それぞれ性質や機能性がちがうと考えられています。整腸作用を強く発揮するものもいれば、胃酸に強く生きたまま腸まで届く「生存率」が高いもの、腸への定着性が高いものなどさまざまです。

これらの複数の善玉菌を一緒に摂ることによって、むしろ、より高い効果を期待できると考えられます。

腸内には約1,000種類もの善玉菌や悪玉菌、日和見菌が存在するとされていますが、完全にどれか特定の菌が腸内フローラを独占するということはなく、しっかりと共生しています。

そのなかに違う種類のビフィズス菌や乳酸菌が紛れ込んだとしても、特に問題はなく、反対に相乗効果を発揮する可能性のほうが高いと考えることができると思います。

わたし自身、乳酸菌サプリの「ビフィズス菌 LKM512 顆粒タイプ」ではアニマリス亜種ラクティスLKM512株を、森永乳業のヨーグルトではロンガム種BB536株を摂取していますが、特に腸内環境に問題が起きているとは思えません(笑)。

さらに、森永のヨーグルトに小岩井乳業のヨーグルトもブレンドしていますから、いろいろな乳酸菌が混ざっています。ふだんの食事で、味噌汁や漬物、納豆からも乳酸菌を摂っています。

というわけで、複数の異なる種類の乳酸菌を同時に摂ったとしても、なんら問題はないと思います。

大量に摂るより毎日摂ることが大事

善玉菌を増やすことで腸内環境を改善しようと考える場合、1日に大量に摂取するよりも、毎日しっかりと継続して摂取することのほうが大事です。

なぜなら、カラダの外から摂ったビフィズス菌や乳酸菌は定着せず、数日から数週間で体外へ排出されてしまうからです。

もちろん、なかには腸への定着性に優れた菌株や、強く増殖して長く生息できる菌株もいると思います。しかし、もともと腸内にすんでいる菌も含めて、大腸の上皮細胞の入れ替わりとともに排出されると考えられます。

そのため、いっぺんにヨーグルトをたくさん食べたり、決められた量以上の乳酸菌サプリを摂ったりしても、思ったような効果は得られないかもしれません。

それよりも、毎日継続して摂取していくことで、常に腸内の善玉菌の勢力を優位にしておくということが大事なのです。

ヨーグルトや乳酸菌飲料は摂り過ぎに注意

ヨーグルトや乳酸菌飲料は、手軽に善玉菌を摂ることのできる優れた食品です。いまは効果が高いと思われるビフィズス菌や乳酸菌が選びぬいて使われているので、より有効に働くようになっているはずです。

しかし、だからといって摂り過ぎは良くありません

ヨーグルトは脂質の量が気になりますし、加糖タイプのものであれば糖質にも注意が必要です。脂質や糖質を多く摂ってしまえば、生活習慣病のキッカケになることもあり得ます。それでは腸内環境を整えても意味がないですよね。

同じく、乳酸菌飲料は甘めにつくられているものが多くあり、それらを飲み過ぎると糖分の摂り過ぎになります。やはり、カラダに良くないです。

味が気にならないのであれば、できればヨーグルトは無糖タイプのものや無脂肪タイプのものを選びましょう。乳酸菌飲料は、毎日必要以上に摂らずに、最低限の量を守るようにしましょう。

腸内環境を整えるのは、便秘を解消したり、健康寿命を延ばしたりするためだと思います。その目的を果たすために健康を害していては、本末転倒ですよね。摂り過ぎにならないように注意していきましょう。

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