便秘と腸内環境に関係はあるの?

不調の女性

便秘と腸内環境のあいだには、密接な関係があります。

ひとことで言えば、便秘になるということは腸内環境が悪化している証拠ですし、腸内環境が悪くなると便秘になりやすくなります。おたがいに作用しあっているということです。

腸内の善玉菌が減って悪玉菌が増えると、腸内環境は悪化します。そうすると消化吸収がうまくできなかったり、免疫力が落ちたり、自律神経が乱れたりします。これらの要素が重なると、いろいろな健康や美容の問題が出てきます。

たとえば消化吸収が悪くなると、きちんと栄養が全身に行き渡らず、ビタミンやミネラルなどの各細胞にとって必要なものが届きません。それによって不調になったり、肌トラブルが起きたりします。

免疫力が落ちることも同じ問題を発生させます。免疫力が落ちると、皮膚の表面にすんでいる常在菌が活性化してしまい、ニキビや吹き出物などの肌トラブルが起きやすくなると考えられます。

また、免疫力の低下によって、風邪やインフルエンザにかかりやすくなる可能性もあります。

自律神経の乱れは、発汗やストレスに影響を与えます。暑くないのに汗が出たり、精神的に疲れたりイライラしたりすることが増えることがあります。女性の場合は、ホルモンバランスが崩れて月経に影響する可能性もあります。

このように、腸内環境が悪化することでいろいろなカラダの不調が引き起こされるおそれがありますが、それだけでなく便秘の原因となってしまうこともあります。

上記で説明したように、悪玉菌が増えることで消化吸収が悪くなりますが、それによって腸内に有害物質が増えてしまいます。

消化吸収が悪くなるということは、未消化の食べ物のカスが腸内に残るということ。長いあいだ腸内にとどまった食べカスは悪玉菌によって分解され、「腐敗」が起こります。

腐敗が起きると、腸内には有害物質が充満します。アンモニアやアミン、硫化水素、インドール、スカトール、フェノールなどの有害物質や悪臭の原因となるガスが発生してしまうのです。

それによって、便やおならのニオイが臭くなったり、腸の動きが悪くなって便秘になったりするというわけです。

悪玉菌が増殖することで腸内環境は悪化しますし、腸内環境が悪化すれば便秘になりやすくなります。また便秘になると、腸内にウンチ(腐敗した食べカス)がとどまることになるので、さらに腸内環境は悪くなるのです。

善玉菌を増やして悪循環を断つ

腸内環境の悪化と、便秘。この2つはおたがいに影響しあっており、いちど悪循環におちいるとなかなか抜け出せません。

この悪循環を断つための最も良い方法は、善玉菌を増やすこと、そして生活習慣を改善することです。

まず善玉菌を増やすことについてですが、ガンコな便秘に長年悩まされているという場合は、長引いた便秘や下剤の服用などによって、腸内環境はかなり悪くなっていることが考えられます。

その場合は、3か月から半年、あるいは1年程度を腸内環境を改善するための期間として考えて、地道に努力していく必要があります。

毎日、ヨーグルトや乳酸菌飲料を摂ることが基本となりますが、長いあいだヨーグルトを食べ続けるのはむずかしいので、乳酸菌サプリなどを併用しながらおこなうのが良いと思います。

それに加えて、食事内容や生活習慣の改善も必要です。ヨーグルトを摂るだけでは食物繊維が補えませんので、ご飯をしっかりと食べ、さらに野菜や豆類、海藻類を摂るようにします。

また、できればオリゴ糖も摂取したいところ。オリゴ糖はビフィズス菌のエサになり、ビフィズス菌を増やす作用があるので、ヨーグルトと一緒に摂るとより高い効果を得られると思います。

ただし、オリゴ糖はふだんの食事ではほとんど摂取できません。やはり、健康食品やサプリを活用することをオススメします。

そして生活習慣の改善ですが、これは毎日少しずつ、食事の時間やとり方、睡眠、運動などの習慣を変えていくという努力が必要です。一定の時間に食事をとり、睡眠時間を充分にとり、適度に運動するようにしましょう。

上記のように、善玉菌を増やす食べ物やサプリを摂りつつ生活習慣を整えることで、徐々に腸内環境が改善されて、便秘体質からスッキリできる体質へと変わっていけるかもしれません。

長い道のりですが、その日にできることから、ひとつずつやっていきましょう。

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